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THE CANADIAN MUSEUM OF FLIGHT, Langley British Columbia, Canada

1978年にオープンしたこの航空博物館はブリテイシュコロンビア州の航空の歴史を「過去から未来」へ繋げ,そして保管して行く事にあり、第一次大戦からカナダの航空機の歴史を垣間みる事ができる。航空機の展示は全18機(2015年3月現在)であり、その中でハイライト的な機体が2機ある。先ず、この博物館のトレードマークとなっているダグラスDC-3、そして森林火災消火で活躍してきたグラマントラッカー(Firecat)である。 博物館の展示スペースは大きくないが、3つのパートに分かれている。コートヤード(Courtyard Display)の野外には、ビーチ(Beech)18やシコルスキー(Sikorsky) S-55をはじめとしてバンパイア、F−104等の軍用機と民間機が共存して展示されている。

 ハンガー(Hanger Display)と呼ばれる屋内展示ではタイガーモス(Tiger Moth)をはじめ飛行可能な航空機とブリテイシュコロンビア州の民間航空の歴史を振り返る写真展示がある。順路の最後、エアーサイドオブザベーション(Air Side Observation)にはFirecatやHarvardはじめとした航空機が展示されている。 尚、コートヤード(野外)展示機の程度はあまり良い状態ではなく、残念ながら機内に入れる展示機は訪問時には無かった。


Conair Firecat (C-FOPU)

Conair Firecatは軍用機(Grumman S-2)をベースに1970年代にカナダで改修した森林火災消火用航空機である。実際の活動は1978年からでその多くは、元来カナダ海軍で使用されていた機体の床部分を20cm上げて、3,296リッターの消化剤を格納するタンクを装備したものだ。 現在展示されているC-FOPUは2012年にこの博物館に寄贈され、現在も飛行可能な状態で保管されている。


Douglas DC-3 ‘Sprit of the Skeena’ (CF-PWH)

ここに展示されているDC-3は1940年2月24日に当時のアメリカンエアライン(American Airline)用にロールアウトした機体であり、機首についた名前は’Flagship Texas’であった。 その後は、アメリカ空軍、Trans Alaska Airlines, Queen Charlotte Airlines, Pacific Western Airlines, Great Northern Airwaysそして1972年にTrans provincial Airlinesで現役を終えた機体であり、CF-PWHはカナダの中でも最も古いDC-3としてここに保管されている。


Beechcraft Expeditor / Beech 18 (CF-CKT)

もともとはC-45として軍用型に生産された機体であり、5204機が第二次大戦中に生産された。 カナダ空軍としては1944から1967年まで運用し、この機体は1952年に製造され、RCAF401SQから403SQを経て民間機の登録(CF-CKT)をした貴重な機体である。

1982年に当博物館が購入し展示した。


<インフォメーション>

THE CANADIAN MYSEUM OF FLIGHT

British Columbia, Canada

所在地 :Hanger #3-5333 216th Street, Langley Airport

Langley, BC V3Y-2N3

e-mail :info@canadianflight.org

開館時間   :10:00~16:00

         アメリカの祝日、クリスマス&新年は休館

入場料 :寄付(ドネーション)としてC$10 (※1C$=101円/2015年3月)


アクセス :バンクーバーの空港からレンタカー利用。高速道路を利用するが、空港からルート99(99号線)に乗れば迷う事なくラングレイ(Langley)を目指して約40分走るだけ。初めての方でも非常に分かりやすい。Google Mapで事前に良く調べておけば、空港は直ぐに見つける事ができる。航空博物館入り口にはDC-3が展示されているので良き目印となる。駐車場も完備され、また、地元のパイロットが食事をとりにくる博物館に付随した魅力的なカフェも併設されている。

(※博物館に隣接するカフェは早く閉まることもあり、他に空港内には眺望の良いレストランもある)


◽️掲載誌:月刊エアライン 2015年7月号 / イカロス出版


<Information>

THE CANADIAN MYSEUM OF FLIGHT

British Columbia, Canada

Location: Hanger # 3-5333 216th Street, Langley Airport

Langley, BC V3Y-2N3

e-mail: info@canadianflight.org

Opening hours: 10: 00-16: 00

Closed on American holidays, Christmas & New Year

Admission: C $ 10 as a donation (* 1 C $ = 101 yen / March 2015)

Access: Rent a car from Vancouver airport. You can use the highway, but if you take Route 99 (Route 99) from the airport, you can drive toward Langley for about 40 minutes without hesitation. Very easy to understand even for the first time. You can find the airport quickly if you do a good search on Google Maps in advance. The DC-3 is on display at the entrance of the Aviation Museum, which is a good landmark. There is also a parking lot and a charming cafe attached to the museum where local pilots come to eat.

(* The cafe adjacent to the museum may close early, and there is also a restaurant with a good view in the airport)


◽️ Published Magazine: Monthly Airline July 2015 / Ikaros Publications., Ltd.

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