Norwegian Armed Forces Aircraft Collection, Oslo Gardermoen Airport, Norway

オスロ(新ガーデモエンGardermoen)国際空港は1998年10月に軍民共用の空港として開港した空港です。 LCCや国際線の需要拡大に伴い、2017年には近代的な設備を施した第二ターミナルが完成し、年間2800万人の旅客数を誇るノルウェーの玄関口となっています。 今月号ではガーデモエン空港ターミナルの北側に建設され、2000年に開館したノルウェー軍用機コレクションを紹介致します。

館内には第一次大戦から現代に至るまでの魅力的な軍用機が展示されており、ハインケルHe 111やノースロップ N-3P、ユンカースJu-52などは、地元のボランティアが中心となって修繕と修復が行われた完成度の高い展示機もあると聞き、足を運び訪問しました。


旧ドイツ空軍の飛行場

旧ガーデモエン(Gardermoen)飛行場は1740年、デンマークの統治下にあったノルウェー陸軍が野営地として利用したのが始まりです。 軍用飛行場として利用されたのは、ドイツ空軍が1912年にこの地を占領し2000m級滑走路を2本建設したことに伴い、格納庫や弾薬庫など軍用飛行場としての建設が始まりました。

第二次世界大戦後はノルウェー空軍の戦闘機中隊と輸送機中隊が駐留しましたが、同時に民間航空会社の操縦訓練飛行場として利用されておりました。

しかし、1946年から1952年にかけて民間航空では「大陸間航路」が開設され、長距離路線が増えることにより大型の航空機が常時発着できる設備が急務となり、空港自体が何度も整備拡張され、また、2000年以降は太陽光などによる発電設備も整い、ノルウェーの空の表玄関として現在に至っております。


「遺産」を守る

さて、ノルウェーの航空博物館の統一した理念として、国民に対し航空に関する科学知識についてその啓発を図り、航空科学技術の振興に寄与するために1967年に「ノルウェー航空歴史協会」が発足しました。 発足当時は先の大戦中に従事した航空技師、そしてボランティアが中心となり、「航空機の保存」が進みました。ここガーデモエン(Gardermoen)飛行場でも1970年代から大戦中の航空機が集められ修復作業が始まり、10年後の1980年初頭には一般にも見学することが出来ようになり、少しずつですが見学者が増えていきました。 しかし、各地に点在した修復機は1992年にボード―(Bodø)に開館したノルウェー航空博物館(Norwegian Aviation Museum)に集められました。 それに伴いガーデモエンに保管 展示されていた航空機を移転する話が持ち上がりましたが、地元より「遺産保護」の間知から抗議運動が起こり、新しい航空博物館建設の検討が行われた結果、1997年に国からの資金が割り当てられることが決定しました。 このことが大きな推進力となり、2000年5月に「ノルウェー軍用機コレクション」としてこの地に開館し、空港からのアクセスの良さもあり、訪問者は今日、年間で5万人を超えるノルウェーの看板的航空博物館となっております。


ノルウェー空軍

航空機の変遷

それではノルウェーにおける航空機の変遷について少し覗いてみましょう。 ノルウェーの最初の航空機は1912年5月にドイツから購入した二人乗り水上飛行機「START」で、ノルウェー海軍の航空機として初飛行しています。

第一大戦後は爆撃兼偵察機であったオランダ製のフォッカー(Fokker)C.Vを運用してました。 しかし、1930年代後半には国際情勢に緊張(第二次世界大戦前)が走ったため、新型航空機の調達が必要となり、英国からグロスター・グラディエータ―(Gloster Gladiator)複葉戦闘機を12機とドイツからハインケル(Heinkel)He115水上機を6機を調達しています。 また、アメリカからはカーチス(Curtiss)P-36戦闘機を24機発注し、19機を受領しましたが、1940年にドイツがノルウェーに侵攻した際に接収され、当時継続戦闘中のフィンランド空軍へ売却された経緯がありました。

 第二次世界大戦後は、空軍の主力戦闘機は英国製のスピットファイアー(Spitfire)であり、1950年代には初のジェット戦闘機であるデ・ハビランドバンパイア(De Havilland Vampire)が導入されました。 また1949年、北大西洋条約に加盟後は、F-86F/K(Saber), F-84E/G(Thunder Jet), F-104(Star Fighter), F-5A/B(Freedom Fighter)など当時の冷戦時代を反映し、アメリカ製の戦闘機を多く受領し運用がされました。 また、80年代はF-16(Fighting Falcon)、そして2017年11月よりF-35(Lightning)の運用が始まり、デンマーク、オランダ空軍とも連携し、広域にわたり国防の任務についています。


訪問のための一般情報


Norwegian Armed Forces Aircraft Collection

所在地 : Museumsvegen 35, 2060 Gardermoen, Norway

電話 : +47 63 92 86 60

E-mail : post(at)flysamlingen.no

Web sight : https://www.flysam.no/


入場料: 大人 Kr.90  子供 Kr.60 (1 Kr:クローネ =\12/2020年2月現在)

開館日: 土曜日・日曜日 12:00−16:00

交通 :オスロ空港のバスターミナルから420番、440番のバスにて15-6分,Lilleplassenバス停にて下車。 空港に戻るように道に沿って5分位で到着する。

もしくは、空港ターミナルからホテル行バス(S33)に乗車しても良い。 シャトルバスはPark Inn by RadissonもしくはHotel West行きに乗車。ホテル前の停留所から博物館の建物が見える。(運賃 片道Kr. 5) 


◽️掲載誌:月刊航空情報 2020年5月号 / せきれい社


General information for visits


Norwegian Armed Forces Aircraft Collection

Location: Museumsvegen 35, 2060 Gardermoen, Norway

Phone: +47 63 92 86 60

E-mail: post (at) flysamlingen.no

Web sight: https://www.flysam.no/


Admission: Adult Kr.90, Child Kr.60 (1 Kr: Krone = \ 12/as of February 2020)

Opening days: Saturdays and Sundays 12: 00-16: 00

Transportation: From the Oslo Airport bus terminal, take buses 420 and 440 for 15-6 minutes and get off at the Lilleplassen bus stop. Arrive in about 5 minutes along the road to return to the airport.

Alternatively, you can take the hotel bus (S33) from the airport terminal. Take the shuttle bus to Park Inn by Radisson or Hotel West. The museum building can be seen from the stop in front of the hotel. (Fare one-way Kr. 5)


◽️ published Magazine: Monthly Aireview May 2020 / Sequireysha Ltd.


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