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JASDF Hofu Air Show, Hofu Yamaguchi

「ファンが熱望したFull Timeの航空祭が戻ってきた!」


防府航空祭2022(航空自衛隊防府北基地)は6月5日(日)に開催されたが、前線を伴った低気圧の影響で雨傘が手放せない1日となったが、地上展示や体験展示コーナーでは趣向を凝らしたプログラムが組まれ、多くの家族が楽しんだ。天候事由により予定されていた展示飛行プログラムの一部が変更・中止されたものの、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」、三沢基地を拠点とするアメリカ空軍太平洋空軍(PACAF)のF-16デモチームによる曲技飛行が披露され、事前応募で当選した1万人の観客は3年ぶりに開催された航空祭を満喫した。


家族で楽しめる航空祭を演出

新型コロナ感染拡大以前まで、防府航空祭の来場者数は、概ね4万人から5万人であったが、今年は1万名に限定し、入場者には手指消毒とマスク着用、入場時の検温と手荷物検査や三密防止などの協力を求めた開催であった。その分、体験コーナーの一環で設置された、管制塔展望室観覧、消防体験、自衛隊トラック乗車体験、陸上自衛隊戦車体験試乗やお天気教室など、日常生活では味わえない体験などお子さんを中心に家族で参加できるプログラムに多くの観客が楽しんだ。


展示飛行スケジュール

オープニングセレモニー開始の9時から午前の飛行が始まり、地元防府北基地所属の第12飛行教育団のT-72機と同基地所属の陸上自衛隊第13飛行隊のUH-12機の飛行をスタートとし、9時45分から始まった航過飛行では、第12飛行教育団T-7による6機編隊飛行、そして芦屋救難隊UH-61J,U-125Aが続き、芦屋基地の第13飛行教育団T-4と小牧基地の第1輸送航空隊C-130Hが続いた。

10時20分頃より陸上自衛隊第13飛行隊CH-47J、陸上自衛隊明野駐屯地所属の第5対戦車ヘリコプター隊のAH-1Sによるデモ飛行が行われ、10時50分過ぎからは、築城基地所属第8航空団のF-2による機動飛行が実施された。

ブルーインパルスは、天候事由により飛行科目を変更し、航過飛行と大空に「愛と平和」を願う大きなハートを描いて終了した。

午後の部では、航空自衛隊新田原基地所属の飛行教育航空隊のF-15の機動飛行は天候事由により取り消されたが、第12飛行教育団のT-7の機動飛行、そしてアメリカ空軍太平洋空軍(PACAF)のF-16デモチームが目で追える狭い範囲を縦横無尽に飛び回る機体に、観客は興奮を抑えられない表情であった。


新しい形の航空祭へ

7月以降、発表されている航空祭は7月31日(日)に千歳航空祭、8月28日(日)に松島基地航空祭が予定されている。その後も小松基地、浜松基地、百里基地などでの開催が検討されている。航空自衛隊は2022年度から本格的に有料・無料のエリアを設けた会場運営を発表し、この防府基地航空祭がそのスタートを飾ったことになり、引き続きその運営動向は注目されることになる。


◻️掲載誌:月刊航空情報8月号/2022 せきれい社




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