Amsterdam Aviation Collectors Fair 2023, The Netherlands
欧州最大のコレクター・ショーが復活
ヒコーキマニア垂涎のアイテムがオランダに集結
Amsterdam Aviation Collectors Fair 2023開催レポート
「飛行機」という共通の趣味を通じて人々が集うコレクター・ショー。欧州最大のコレクター・ショーがオランダで本格的に始動を開始。
航空趣味に根付いた”欧州のマニア文化”の魅力を紹介する。
18カ国から123社が出展
会場を埋め尽くした航空アイテム
今年で5回目となるAmsterdam Aviation Collectors Fairはスキポール空港の隣町にあたるNieuw-Vennep（ニューべネップ）にあるイベント会場ヴァンザンテンハル（Vanzantenhal）にて2023年9月16日と17日の2日間に渡り開催された。期間中の出展社数は過去最大となり、302の販売ブースが設置され、エアライン・コレクターにはたまらない、1/36スケールのボーイング747ブラニフ、1/15スケールのEMB-110、1/200スケールでゴールドに輝くカリッタエアのB747（マスク塗装）などの限定モデルが多く出品され、エアラインの絵葉書、Tシャツ、ピンバッジ、時刻表、航空機古書や雑誌などお気に入りのグッズを求めてマニアが集結した。近年日本でも人気を博している実機（MD-11/MartinairやKLMオランダ航空など）のパーツも販売。特にギャレーに設置されていた機内食用のカートやコンテナの販売はここ欧州でも人気の熱が高まっているそうだ。会場内は民間機だけでなく軍用機のコーナーも充実し欧州各国の戦闘機部隊のパッチ、各国空軍のエンブレム、ヘルメットをはじめとする装備品の販売ブース、今回目玉となった1/24スケールのバルカン爆撃機の模型など「掘り出す」楽しみが満載の2日間となり、主催者曰く、「航空に関することなら何でもこのショーで見つけることができる！」
期間中の入場者数も3000人を超える熱心なコレクターフアンの心を魅了した。
来年（2004年）の開催も決定
日本からの出展にも期待
2018年2月25日に第1回目のコレクターズ・フェアを開催。年に１回の頻度で欧州域内でのマーケットを広げてきたが、新型コロナ感染拡大の影響で2021年は中止となり、2022年に再開はしたものの、コロナの後遺症が尾を引き出展社が集まらず開催間際まで苦労が絶えなかったと語ってくれた主催者代表のPatrick氏。今年は欧州域内の出展社に留まらず、アメリカ、カナダ、メキシコからの出展もあり、入場者数も過去最高となったことにも安堵の表情を浮かべていた。また日本の自衛隊のパッチ人気も上昇気運であり、来年以降、日本からの出展にも大いに期待しているとコメントがあった。2004年の開催も既に決定しており、コレクター・ファンからの期待熱もますます高まりそうだ。
Amsterdam Aviation Collectors Fair 2024
開催時期：2月18日（日曜）10:00-17:00
開催場所：Van der Volk Hotel A4 Schiphol,Hoofddorp
入場料：€５
⬜️掲載誌：月刊エアライン1月号 / イカロス出版
